推奨用途
- 溶接面取り加工、溶接面の耐摩耗加工、またはKenCast部品を使用して溶接部の摩耗を防ぐことで溶接部分を保護します。
- KenCast部品を使用して広い範囲をカバーする場合は、KenCastとKeycastの間に被加工材が一杯になるように一体成形物を配置することで「デッドベッド」効果を出します(図を参照)。
- KenCast部品の位置をずらして、それら部品の間で擦り切れが起きないようにします。
- 溶接する部品の温度はは約21℃（70˚F）にします。
- 溶接中、KenCast部品の温度はつねに 315°C (600°F) を超えないようにします。
- まず、完全に溶接する前に、溶接部分を軽く鋲止めして位置がずれないようにします。
- 通常、KenCast部品に予熱および後熱を加える必要はありません。ただし、KenCast部品を適用するる材料に加熱が必要な場合は、KenCast部品を 315°C (600°F) まで予熱します (315°Cを超えることは不可)。KenCast部品は、4130および4140鋼に溶接されており、予熱および後熱を加える必要はありません。KenCas部品をオイルとガスのストリング部品や高マンガン鋼に適応する場合は、アンダービーズの亀裂がないよう予熱を加えることを推奨します。
- 溶接の流失が懸念される場合は、溶接部に硬化剤を塗布することをお勧めします。
- KenCast部品の炭化物の層では溶接を行わないでください。
- 識別のため、KenCast部品の炭化物の摩耗面は黒塗りされています。これは、KenCast部品が小さい場合、あるいは形状が不揃いの場合に便利です。KenCast部品に部品番号を付ける場合は、必ず部品のスチール側に入れられます。
