下穴掘削の環境は、摩損性が高く、工具にとって過酷なものです。 穴の掘削によって工具はすぐに破損し、ゆっくりとすべての層が腐食されていきます。
前進するには掘進力が 必要です。
磨耗は その前進を止めるおそれがあります。
下穴掘削を行うお客様は、重要な場面でドリルビットの破損、モーターの急停止、部品の重大な磨耗によって作業が中断した経験があるでしょう。 磨耗は、工具の不具合を引き起こす一番の原因です。
下穴掘削用のケナメタルのソリューションは、磨耗の過酷な影響に対処する特別な設計が採用されているため、1回で穴を掘削できるようになります。
ラジアルベアリング
ラジアルベアリングに障害が発生すると、掘削ができなくなる可能性があります。 ケナメタルのラジアルベアリングは被覆加工によってコーティングされているため、ベアリングの寿命の延長とモーター性能の向上を実現します。 掘削精度も向上します。
成形体とボタン
下穴の掘削を行うドリル面は、衝撃に耐えられる強度を備えている必要があります。 現在ご使用になっている成形体、インサート、ボタンに耐磨耗性がない場合、ケナメタルの製品をご利用ください。 当社の最先端の超硬材種と、強力な掘進力によって、どのような岩石層でも掘削することができます。
スラストベアリング
深い掘削孔内の限られたスペースでは、操作性が鍵となります。 当社のスラストベアリングは、狭い場所での操縦や旋回などの操作を可能にします。 ロウ付けPCDのボタンには剛性があるため、比較的短いスラストベアリングアセンブリでも支持できます。 掘削同時計測(MWD)ツールの安定性と精度も向上します。
粉末強度の向上
トリコーンビットとフィックスドカッタービットのどちらを使用するかに関係なく、これらのビットは強度を備えている必要があります。 ビットの強度は含有する粉末の強度より高くなることはないため、その強度は冶金の段階で決まります。 カッタービットの強度を高めるケナメタルのソリューションの基にあるのは、粉末と合金の最適な製法です。 これらの組み合わせによって、耐磨耗性と耐食性が実現されます。 気孔がないことは、粉末強度の全体的な向上につながります。
PCD母材による破断の防止
断続的な切削または過酷な条件での切削時に発生する破断が問題となっている場合、ケナメタルのPCD母材なら、このような破断をほとんど排除することができます。 当社が使用する超硬材種は、ビット表面近くに塊が形成されて切削上の問題や不具合の原因となるのを防ぐこともできます。 当社のPCD成形体は取り付けが簡単で、切削作業が終了するまで剛性を維持します。
泥水の排出
流れに従うしかありません。 これは単なるキャッチフレーズではなく、石油採掘やガス採掘の本質を表しています。 泥水ノズルは、流速と圧力に対して重要な役割を果たします。 ノズルがぴったりと適合し、流れの効果を最大限に引き出せることが重要です。 ケナメタルの泥水ノズルには、ねじ付きタイプ、標準タイプ、延長タイプなど、さまざまなタイプが用意されてるため、どのようなビット設計にも適合します。
磨耗保護と表面硬化
磨耗による損傷は、ドリルによる地面掘削を行う際に常について回る問題です。 工具を保護して投資を守る必要があります。 ケナメタルは、磨耗による損傷から保護するための2つのソリューションとして、表面硬化とハードバンディングを提供しています。 マクロ結晶、焼結炭化タングステンと鋳造炭化物で製造された当社の耐磨耗ソリューションは、お客様の工具を磨耗と衝撃による損傷から保護します。 お客様の便宜を測るため、ケナメタルではさまざまな粒子径の超硬材を使用した溶接棒を用意しています。